私訳 歎異抄 五木 寛之
成分
「他人を蹴落とし、弱者を押しのけて生きのび(中略)、敗戦から引き上げまでの数年間を人間としてではなく生きて」(まえがき)きた五木寛之氏による、『歎異抄(たんにしょう)』の現代語訳。
『歎異抄』とは、浄土真宗の唯円(ゆいえん)の手による師親鸞(しんらん)の言行録で、その分かりやすさから一般に広く読まれ、親鸞思想の広まりに役立っています。
「善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」(86頁)、現代語に訳すと「善人ですら救われるのだ。まして悪人が救われぬわけはない。」(18頁)となり、この言葉は「悪人正機説(あくにんしょうきせつ)」として、その逆説的な響きから広く人口に膾炙(かいしゃ)しています。
しかしながら、この言葉の意味するところをきちんと理解している人はそれほど多くないのではないでしょうか。五木氏の分かりやすい訳でその思想に触れて下さい。
効能
人は誰しも、自分は善人であると多かれ少なかれ思っているものですが、その思い上がりを見事に打ち砕いてくれます。
使用上の注意
浄土思想の世界観と、巷間話題になっているヘミシンクにおける世界観とを、『「臨死体験」を超える死後体験 4』や『ヘミシンクで起きた驚愕の「前世体験」』などと併読することにより、比較してみて下さい。
キーワードによる類書検索
歎異抄,五木寛之,浄土真宗,親鸞,唯円,悪人正機説,
Posted at 07/10/11 18:10 | Edit
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