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建築関係法令集   建築法規編集会議 (編纂)    総合資格

成分

建築関係法令集

 建築士試験に持込可能な法令集は幾つかありますが、本書は「建築士試験に特化した」ものとして、他社のものより使い勝手が良い法令集です。

 他社の法令集の基本サイズはA5判ですが、本書は一回り大きいB5判。したがって一回の見開きで得られる情報が多く、例えば建築基準法「別表第2(用途地域等内の建築物の制限)」は4ページに、令第5章の2「内装制限」は見開き2ページに収まっています。

 その他、持込法令集の基本である、
・建築士試験に必要な建築基準法、関係法令、関係告示が出題順に収録
・それらの検索の便がスムーズであること
・建築基準法以外の法令の目次も付いていること←重要!
といった点ももちろん押さえてあります。

 一般にあまり触れられませんが、この「法令の目次の有無」は、その法令の全体像の把握、および条文の迅速な検索のために非常に重要です。しかしながら、例えば実務でもよく使われる持込法令集『基本建築関係法令集 』(国土交通省住宅局建築指導課・建築技術者試験研究会 編集)では、建築基準法・令、建築士法、都市計画法、消防法等にしか条文まで含めた目次が付いていません。

 このことは持込法令集としては大きな欠陥なのですが、そんなことがあるとは想像もしていなかった堂主は、一級建築士受験にあたって、当初、同書を使って法令集のセットアップを行っていました。

 建築基準法、都市計画法、消防法等主要な法令のセットアップが終わった時点で、その他の法令の目次が不十分であることに気づき、あわてて途中で法令集を本書に変更した、ということがありました。

 労力の大きなロスとなりますので、これから受験する人は気を付けて下さい。

効能

 一級・二級建築士学科試験「法規」の持ち込み法令集として最適です。

使用上の注意

告示はごくわずかしか収録されていないので、実務には向きません。
 (下記「追記 2009/03/03」参照)
・持込法令集につきものの「カラーインデックス」は本書にも付いています。堂主は、これは使うべきではないと考えているのですが(実際使いませんでした)、それについての詳細は別稿で述べたいと思います。
 とりあえず、これから建築士を受験される方には、インデックスづくりにエネルギーを注ぐより、各法令の目次を頭に入れるようにした方がはるかに法規を理解でき、検索も早くなることをお伝えしておきます。

購入ページのご案内

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追記 2009/03/03

 2009(平成21)年版から「告示編」も出版されました。「法令編」と同じB5サイズなので、使い勝手が良さそうです。

Amazon で『建築関係法令集 告示編』を購入する。

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建築,法令集,法規,総合資格,持込,建築士,一級,二級,


Posted at 08/10/19 19:10 | Edit

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コメント (1)

投稿者: 堂主 2008年11月26日 10:55

「一級建築士合格へのウラ指導」さんのメルマガに役立つ情報がありましたので紹介します。以下引用。

〇【持込法令集について】 本年に引き続き,来年度の学科試験内容も例年以上に法改正箇所が多いため,持込法令集については,極力,発売日が遅いものをお選び下さい.出版日が早ければ早いほど売上げが伸びるため,各出版社とも早期出版に躍起になっておりますが,その分,誤植が多かったり,未掲載等の法改正対応が未完であった法令集のトラブルが今年は,多数発覚しました.出版日が遅い法令集ほど,きちんと作りこまれているため,その分信頼性が高い法令集であると言えます.

なるほどです。これは出版物のみならず、あらゆることに当てはまりますね。


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