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『図説 やさしい構造設計』  浅野 清昭 著  学芸出版社 (2006/10)

成分

図説 やさしい構造設計

 前著『図説 やさしい構造力学』に続く、高等数学や物理をきちんと理解できていない人に向け、難しい数式はできるだけ使わずに解説した、建築構造設計初学者のため入門書。

 著者、浅野清昭氏の「誰にでもわかる建築構造の解説書」を目指す姿勢には、ただただ頭が下がります。

 以下、前書きより引用。

筆者は建築系専門学校で構造力学・構造設計を教えている教員です。専門学校で学業に励む若者たちは理系、文系、実業系、大学卒など様々な学習経歴を経て集ってきております。

「物理学を学んだことがない。」「数学は苦手。」

という人たちも少なからず存在するのです。彼らは構造力学で部材に生じる力の求め方を学び、構造設計へと歩を進めていきます。私たち教える側は、彼らが学んだことのない事柄をあたかもあたりまえのように使うことは決してできません。2004年に出版した姉妹書「図説やさしい構造力学」(学芸出版社刊)はそのような現状に即して執筆したものです。しかし、その先の構造設計はどうでしょうか? 世の中には構造設計を説く優れた書物が多く存在します。それらはある程度の基礎ができあがった人たちを大きく飛躍させるものであると私は思います。しかしながら、構造力学の基礎的内容を学んだにすぎない人たちにとってはレベルの高い存在に思えてなりません。いきなり本格的な構造物の設計を教えることにはいささか無理があるように思えてならないのです。本格的な構造設計に至る前に、本質的な部分を理解する1ステップを置きたい。そんな教科書の必要性を感じて本書を執筆させていただきました。

効能

 一級、二級建築士学科試験の「構造」にでてくる用語、考え方がいま一つ理解、イメージできない人に、最適な入門書です。

使用上の注意

・構造力学の理解が不十分な方は、氏の前著『図説 やさしい構造力学』を先にマスターしてください。

・一級建築士受験レベルでは、本書の練習問題までやる必要はありません。通読で十分です。

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Posted at 08/10/19 18:10 | Edit

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