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とろける鉄工所 1   野村 宗弘   講談社 (2008/11/21)

成分

とろける鉄工所 1

建築士の勉強をしていると、鉄骨加工で使われる用語なども理解する必要があるのですが、本書では鉄工所の様子がおもしろおかしく描かれていて、同時にそれらの用語の理解に役立ちます。

例えば、「アークエアガウジング(arc air gouging)」。不良溶接部分をアークの熱で溶かし、圧縮空気によって吹き飛ばし、除去する方法のことをいうのですが、これは「ホッカホカの鉄の液体を吹き飛ばす」(70頁)ので、もちろん人に向けて行ってはいけません。

が、本書第16話では、「アークエアガウジング」と「エアープラズマ切断機」(これも溶けた鉄がよく飛ぶそうです)で、溶けた鉄を飛ばし合いながら喧嘩しかかっています。

そんなやりとりの中、鉄工所での作業の様子をよく理解することができます。

工場で働く彼らとその家族のエピソードも盛り込まれ、なんとも雰囲気のよい、ほのぼのとした作品です。

効能

アークエアガウジング、スパッタ、ビードなどの言葉が飛び交い、鉄工所での作業の様子をよく理解することができます。

使用上の注意

巻末の索引、および表紙カバーの仕上げにも注目してください。特に後ろ表紙カバーのガラスの表現にはうなりました。

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追記1

 2009/3/23 第2巻発行。

 今回は「スパッタ」「ブローホール(巣)」「ウィービング」「アンダーカット」「オーバーラップ」「スラグ(のろ)」「仮付け」「天井クレーン」「ホイスト」などについて学べます。

 ということで1巻に引き続き建築士の勉強に役立ちますが、今号で最も良い点は小島家のさと子ちゃんを中心にした家族風景でしょう。

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とろける鉄工所,野村宗広,アークエアガウジング,スパッタ,ビード,スパッタ,ブローホール,巣,ウィービング,アンダーカット,オーバーラップ,スラグ,のろ,仮付け,天井クレーン,ホイスト


Posted at 08/11/27 18:11 | Edit

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